実は、海外でモデルクラブに登録していたことがあります。それもスカウトで!
なんていうと、日本的にはすごいハンサムか美人!? という誤解を受けてしまいますが、そんなことは(残念ながら)まったくなし。そう、誰だってモデルになれてしまうのです。
モデルってなにをする人?
モデルにもいろいろあります。もっとも本格的なのはショーモデルでしょう。数億を稼ぎ出すともいわれ、顔はいろいろですが、なんといっても身長・体形に大きなハードルがあり、誰でもがなれる職業ではありません。
次にファッションモデル。雑誌やCMなどで流行の服を着る彼&彼女たち。こちらは、ショーモデルほどの身長は必要ないものの、顔の美しさ愛らしさ格好良さは、ショーモデル以上が求められるかも。
そして、残るがそのほかのモデル。こちらも雑誌やCMなどで活躍しますが、美男美女だったり高身長やせ型である必要はありません。必要とされるのは「個性」。
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モデルにはどうやってなるの?
私は偶然スカウトされましたが、実は、おもしろそ~と、登録の日に一緒に同行した友人もその場で登録していました。そう、スカウトでもいいし、売り込みでもOK。
ただ、登録自体はほぼ無料のところも多く、ほとんど誰でもできますが、仕事が来るかどうかは別問題。
モデルの仕事実際例
私自身の場合、何度かCMの話はいただきましたが、面接で落ちたりタイミングが合わなかったり、出演には結び付きませんでした。でも、同時期に登録した友人の娘さんはCMに2回、息子さんとご主人は映画に1回出演。それも数カ月以内の話です。
私がもらったオファーは、カメラメーカーのCM。親子(のうち親役)で過去現在未来の三通りを撮影するというもの、最初のCMでは、カメラリハーサルまでしましたが、最後で落選。ちょっと残念でした。ほかにショッピングモールのポスター、映画のエキストラなどの話がありました。
友人の娘さんは、同じ電子機器メーカーのCM2本に出演しています。息子さんとご主人は、時代もの映画のエキストラです。
ほかにも、直接知り合いではありませんが、雑誌のモデル、広告モデルなどをしているという日本人の方の話を聞いたことがあります。
ほかにもありそうなモデル例
海外だからこそ、日本人の体形や黒目・黒髪がウリポイントになる可能性があります。多くのメーカーなどでは、近年の世の中におけるジェンダーや人種に対する敏感な反応を考慮して、宣伝に複数の人種を同時に使用することがあります。そして、東洋人は必ずその中に必須な一人として集められます。
海外で日本人であることが、モデルとして働く上で、日本にいる時とは違った武器になるのです。
ここまでご紹介したのは、「モデル」といわれてパっと思いつく内容。でもこれ以外にも、絵描きさんの個人モデル、絵描きさん学校の授業モデル、同じく写真学校やカメラ小僧の撮影会のモデル、日本関連展示会などにおけるコスプレモデルなんていうモデルもあるそうです。
これは、「日本アニメ大会」みたいな現地イベントに、日本のアニメのコスプレをした日本人(に見える人)を送り込むもの。ただし、イベントそのものがそう頻繁にあるわけではないので、これだけではもちろん生活の糧にはなりません。
映画やドラマのエキストラも、ボランティアのものと謝礼や給料がでるものがあります。映画関連サイトなどで呼びかけているのは無料ボランティアのもの。映画会社やテレビ局などに登録して参加するのも原則は無料ボランティア。収入に結びつけるためには、モデル事務所などと契約しておく必要があります。
まずはモデル事務所に連絡を
モデルの募集を探しても、なかなかマトモなものに出会う機会はないものです。スカウト待ちはもっと可能性が低くなります。そこで、サイトでもいいし、オールドスタイルに電話帳でもいいでしょう。モデル事務所を調べだしてコンタクトを取ってみましょう。
幅広い人材を扱う事務所であれば、面接までこぎつけることができれば、たいていは登録ができます。ただし、登録料がかかる場合や、その後有料レッスンがある場合もあるので、そこは注意。その後稼げるかどうかがわからない状態で、どの程度の投資が可能かは自分でよく見極めておきましょう。
あとは、周囲でモデル経験者を探すのも良い手。意外にいるものです。声を掛けられたことがあり、連絡先がわかるとか、知り合いがカメラマンとか、そんなツテから、モデルの仕事につながっていくかもしれません。
モデルで稼げている人の例
ノマドで香港にたどり着き、そこで結婚をしたある日本人女性がいます。彼女は、細いし美人だけどとっても小柄。そして当時すでに30歳を超えていました。でも、彼女はモデルとして引っ張りだこ。すでに二人の子持ちだったので、週末を中心とした撮影だけを受けていましたが、週末2日間で3~4万円は稼げると言っていました。
「どんな撮影なの?」と聞くと、雑誌や広告の撮影がほとんどとのこと。でも当時の香港にモデルを多用するような雑誌や広告がどれだけあったか…決して多くはありませんでした。
すると、フリーペーパーなどに載せる広告のモデルが多いとの答え。小さな四角いマスに1枚の写真と宣伝内容を書き込む程度のあれ。それでも、1つのモデル単価が5000円以上だとか。「あまり仕事を選ばず、どんどん声かけて」って言っていたら、仕事が本当に増えていったそうです。
彼女は確かに30歳にしてはかわいくスタイルもいいです。でも、とびぬけた才能や見栄えがあるようには見えない普通の女性です。結局はやる気とプッシュ。モデルを探している人も、わざわざ新しい人を探す手間が省けるし、経験者だから手軽という利点があり、また、小さなあまり顔も判別できないような写真だから同じ人が多用されても気にならないという条件も合ったのでしょう。
誰でも稼げるわけではない
ここまで見てくるとお分かりのように、モデルノマドの可能性はあります。でも、誰にでもチャンスがあるとは言いにくいかも。
ほかの仕事や観光をしながら、モデル事務所関係者を探し、ツテが見つかればプッシュしてみましょう。ひょっとしたトントンと美味しい話が転がってくるかも? しれないし、自分には無理そうだと諦めがつくかも。
これ、ノマドでたどり着いた地域によっても条件が変わってきそうです。
まとめとして
モデルでノマド。なんとも素敵な響きですが、モデルの仕事だけで食べていける人は一握り。本職や本収入があって、その副職、副収入や趣味としてチャレンジするくらいの気持ちでないと、うまくいかなくてくじけてしまうかも。
ただ、日本人であることが武器になるということを覚えておくと、日本国内よりは、モデルになれる可能性もそれで稼げる可能性も高くなるでしょう。
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