世界一周おすすめクレジットカード。僕らはこれで旅をした

credit-card

「あったらいいな」や「なくてもいい」は、世界一周に出発する際、荷物の減量を図る時の合言葉。

クレジットカード後進国といわれる日本では、クレジットカードの所有率こそかなり上がってきていて、社会人はもちろん学生もフリーターも割と手軽に手に入れることができます。

でも、実際の使用頻度の低さは先進他国に比べるとびっくりする低めほどです。さらに、クレジットカードはただの支払い手段ではないことを知り、十分に活用できている人は一握りです。

現代の世界一周に「クレジットカード」は「なくてはならないもの」となってきています。

世界一周を計画中のあなたや、出発を控えているあなたが、「必須」となった「クレジットカード」をより上手に活用するために知っておきたい情報を集めてみました。

クレジットカードに求めること

世界一周の旅にクレジットカードを持っていきたいと考える理由の最たるものは、現金を持ち歩くことの不安や危険性から逃れることではないでしょうか?

現金は流通することが前提なので、所有を証明する手段がありません。貨幣に例え通し番号がついていても、貨幣が本物であることを証明するためのものであり、何番から何番は誰々さんのものだと所有権を証明するためのものではないのです。

すなわち極端な話、その時現金は握りしめているその人のものとなってしまいます。紛失しても盗難にあっても、自分のもとへ戻ってくる可能性は限りなくゼロに近いのです。

  

放浪者の圧倒的な世界観

10年間で7千万人が読んだ日記

放浪者~Noeの日記は「こちら

   

クレジットカードにできること⑦つ

  1. 紛失や盗難の不安はゼロにはなりませんが、かなり緩和されます。なぜなら、カードを失くしても、暗証番号で保護され、カードを無効にでき、万一悪用された場合には保証もついているからです。
  2. また、クレジットカードなら、手持ち資金がなくても、支払期日までに用意できれば前倒しで買い物ができてしまいます。
  3. さらに、海外旅行付帯保険がついているカードなら、多少の制限こそあれ、無料で保険が適応されます。
  4. 宿やレンタカーなどの予約で、ID(身分証明書)や保証金代わりに使えるという利点も多々あります。
  5. 現金ではいくら買い物をしてもお金は減る一方ですが、クレジットカードを使えば、ポイントがたまってキャッシュバックされることもあります。
  6. 旅行中のインフォーメーションサービス、空港ラウンジ利用、荷物の宅配サービスなど、海外旅行者にありがたいサポートが含まれているクレジットカードもあります。
  7. クレジットカードを受け付けない店舗での支払いには、海外ATMを使用して現地通貨現金の引き落とし「キャッシングサービス」も受けられます。

クレジットカードにできないこと

残念ながらクレジットカードとはいえ、万能ではありません。できること⑦つと照らし合わせてみてみましょう。

  1. あくまで、自分に非がない場合に限ります。カード裏のサイン洩れやトラブルの報告が遅れた場合には、適応されないことがあります。
  2. クレジットカードは信用が命。限度額を越えればすぐにカードは止められ、一度でも支払が滞れば、その後のカード利用に際する信用はグっと落ちてしまいます。これは他社カードにも影響を与えます。
  3. 海外旅行付帯保険の付帯には2種類あり、「自動付帯」なら旅行に行けばそれで保険が適用され、「利用付帯」の場合は、旅行前にクレジットカードでなんらかの支払をすることで適用されるという制限がつきます。また、一般的にクレジットカードに付帯する保険の補償額は低めであることも念頭に入れておきましょう。
  4. キャッシングは、海外で手軽に現金を手に入れる方法として近年使用する旅人が増えています。実際、世界の観光地では銀行やショッピングセンター以外に、そこここの街角で24時間体制のATMがあり、海外キャッシング対応のカード1枚で日本にいる時と同じような感覚で使用できてしまいます。でも、キャッシングは引き落としとは違って、手数料や年利もかかってきます。手軽さから使いすぎないように注意が必要でしょう。

クレジットカードにまつわるトラブル

紛失や盗難以外にもクレジットカードのトラブルはいろいろ報告されています。

本来暗証番号などで保護されているカードは、紛失や盗難に遇っても悪用されることはないはず。ところが、カードの磁気から情報を取り出すスキミングによる被害は後を絶ちません。また、このスキミングの恐ろしさは、手元にカードがあるにも関わらず、カードを使用した際の読み取り装置内の情報が盗まれてカードが偽造される例もあるところにあります。

売買に際して、現金と品物のやり取りを互いの目や手で確認することができないクレジットカード決済には、経験して初めて知るさまざまなトラブルが付随してきます。

これらの全てを未然に防ぐのは不可能に近く、被害を最小に収めるためにできるのは、カードの管理を徹底することでしょう。盗まれにくい携帯方法に加え、使用明細のチェック、インターネットバンキングでの収支チェックなどの体制を整えておくことも大切です。

クレジットカードの種類

クレジットカードには、大きく分けて「VISA」、「MASTER」、「アメリカンエクスプレス」の3種が世界的にシェアを占めています。日本のJCBも、旅行先が日本人が多く訪れる観光地である場合にはお得感があります。

ご存じのように、クレジットカードはVISA単品ではなく、銀行や大手企業などとのペアリングがほとんどです。当然、カードごとに内容はかなり異なってきます。

そのため、世界一周に持っていくクレジットカードを選ぶ場合、既存か新規かによらず、異なる種類のものを複数持っていくのが常識となっています。それぞれの長所短所をカバーできるためですね。

また、同じクレジットカードでもゴールド・プレミアムなどのランクによってもその内容が異なりますが、当然年会費や加入条件も変わってきます。

世界一周に持っていくならこのカード

銀行の再編や大手企業の戦略変更にともない、クレジットカードの名前も条件も変わることがあります。

それでも、現時点で世界一周に持っていくならこれがいいだろうというカードを何枚かご紹介します。

まずは、旅行に限らず、1枚は持っておくと便利なのが「三井住友VISAカード」。年会費は初年度が無料で、2年目以降もちょっとしたコツでほぼ無料にすることができます。日本でも世界でも普及率が高く、さらに、銀行というプロパーな後ろ盾と国内海外ともに付帯される保険も魅力的です。

次には「楽天MASTERカード」がおすすめ。楽天ポイントがたまること、年会費が無料であることがポイントです。旅の準備段階の買い物を楽天でしながらポイントをためるのにも使えます。

最後が「セゾンブルーアメックスカード」。アメックスは、VISAやMASTERには世界的なシェアで負けていても、アメリカでは断然使い勝手のいいカードです。旅の目的地にアメリカが含まれているなら持っている価値は高そう。

さらに、「セゾンブルー」は旅人の心をくすぐるサービスが付帯されているのが特徴。海外保険はもちろん、海外用携帯やwifiルーターのレンタルが特別料金だったり、空港から自宅までの帰宅時に荷物宅配サービスがついていたりします。

まとめとして

クレジットカードなしで旅に出る猛者もいないわけではありませんが、クレジットカードを持つ利点を考えると、カードを持つことで起こりうるトラブルと天秤にかけても、持っていくべきだという結論に達しそうです。

「プラスチックマネー」とは呼ばれていても、クレジットカードはお金ではなくあくまで「手段」。持ち主の使い方次第で、世界一周中の決済をより快適にも頭痛の種にもしてくれるでしょう。

 

放浪者の圧倒的な世界観

10年間で7千万人が読んだ日記



放浪者~Noeの日記は「こちら

Category: 世界一周入門