アメリカのユニバーサルスタジオ・ハリウッドに行ってみた感想と見どころ

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迫力も満足度も満点! 映画の世界を実体験~ユニバーサル・スタジオ(Universal Studios)/アメリカ

日本でもオープンして大人気の「ユニバーサル・スタジオ」。本場アメリカではロサンゼルス近郊ハリウッドとフロリダの2か所で開園している。

昔懐かしい忘れられない名作から最新作まで、映画のシーンの一部を体験できるあの空間はやっぱり特別だ。

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日本版とアメリカ版の違い

アメリカのディズニーランドと日本のディズニーランドは何年にもわたって比較され続けてきた。その結果、迫力や規模ではアメリカに、エンターテイメント性では日本に軍配があげられることが多かったようだ。

では、ユニバーサル・スタジオはどうだろうか?

まず、規模が違う。似たようなアトラクションはあるが、どれもアメリカ版の方が大規模で迫力もある。しかし、アトラクションの演出の丁寧さや出来栄えは日本の方が優れていることもあるように感じる。

また、入園対象年齢も少し違っているようだ。日本では子どもから若者を主に対象中心としているが、アメリカでは高齢者も十分に楽しめるという特徴がある。

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ハリウッド版とフロリダ版の違い

元祖はハリウッドであり、実際に映画で使われたセットなどはハリウッドにある。しかし、規模やアトラクション密度の高さはフロリダの方が上だという意見が多いようだ。

ハリウッドはあくまで映画の撮影所の見学コースからスタートし、体験もできるアトラクションを付け加えていった形。フロリダは最初からアトラクションのために作られたという違いがあるので、そこは仕方がないだろう。

そのため、映画村のような「現実的な映画」の撮影雰囲気を味わうならばハリウッドの方がおもしろい。対してフロリダはテーマパークとしての完成度が高い印象だ。

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ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの歴史

映画スタジオとして、現役かつ1915年オープンという最古の施設で、ロサンゼルス郊外のユニバーサルシティに位置する。一般には「ハリウッド」と呼ばれる地域だ。

オープン当初はあくまで映画の撮影セットを見学するツアーというアトラクションのみだったが、無声映画からトーキーに移ったことで一時的に中止された後、トラムを利用したツアーがスタートし、その後徐々に人気映画や人気スターをモチーフとするアトラクションが増えていった。

アメリカ国内はもちろん世界中から映画ファンを引き寄せるユニバーサル・スタジオ・ハリウッドだが、老朽化やスペース不足から、アトラクションの入れ替えが多い。そんな中、フロリダに新たなユニバーサル・スタジオがオープンし、ハリウッドが持つ敷地不足を解消して、よりエンターテイメント性を高めたことで、人気は二分された。

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ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの楽しみ方

ハリウッドのユニバーサル・スタジオは、4エーカーの敷地にアッパーロットとロウワーロットとの2エリアを持ち、エスカレーターで行き来できるようになっている。

最初に参加したいのが「スタジオツアー」。映画やドラマの有名シーンのセットを、有名番組司会者のビデオホストの案内で見学していく。ラッキーなら、生のスターに会えることも。

人気のアトラクションは「ミニオンの3Dライド」。ミニオンは全世界で爆発的なヒット作となったが、アメリカでの人気は想像以上。ライドのほかにスーパー・シリーなミニオンの世界を体験できるコーナーもあり、水しぶきをあげて遊んだり景品付きのゲームに参加したりできる。子どもだけでなく大人もシリー(おバカ)になり切って遊ぶ姿に、参加するより見ているほうがおもしろいぐらいだ。

「トランスフォーマー」シリーズの迫力、「シンプソンズ」や「シュレック」の安心して楽しめる世界、ホラーな「マミー」、ドキドキの「ジュラシックパーク」などの3Dや4Dのライドは、たとえ並んででも参加しておくべきだろう。

動物タレントや特殊撮影のスゴさに驚いたり、キャラクターたちのグリーティングに癒されたり、時にはサプライズ演出にハラハラさせられたりで、1日はあっという間に過ぎてしまうことだろう。

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ユニバーサル・スタジオ・フロリダの歴史

1990年オープンのユニバーサル・スタジオ第二弾。ハリウッドとの違いは前述の通り、最初からテーマパークとして造られたところにある。日本のユニバーサル・スタジオ・ジャパンもこのフロリダ版を見本としている。

広大な面積の中に数々のアトラクションを設置しているが、テーマパークとしての性質上、人気次第で入れ替わりが激しく、ユニバーサル・スタジオ・フロリダの歴史は、アトラクション変遷の歴史そのものといえる。

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ユニバーサル・スタジオ・フロリダの楽しみ方

アトラクションが常時20ほどあり、ハリウッドに比べると倍。フロリダのユニバーサル・スタジオでは、とにかく乗って見て遊びまくることだ。たとえ4日間のパスを持っていても、満足しきれないだろう。

パーク内は9つのエリアに分けられている。その中でも代表的なエリアを紹介しよう。

「プロダクション・セントラルエリア」

入場してすぐに目にはいる「シュレック」・「ミニオン」・「トランスフォーマー」のライドエリア。

小さな子ども連れだと、まずここで時間をくってしまうが、広い敷地内の数々のアトラクションをこなすには、計画性が必要だ。

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「ハリウッドエリア」と「ニューヨークエリア」と「サンフランシスコエリア」

元祖ユニバーサル・スタジオであるハリウッドをコピーしたエリアでは、ホラーメイクの実演ショーが人気。

ニューヨークエリアでは、1930年代をモチーフとした空間に、「ブルースブラザーズ」のライブアトラクションがお父さん年代を強く引き付けている。

ティム・バートンの「ビートルジュース・レビュー」がメインアトラクションとなっているのがサンフランシスコエリア。以前は同じエリアに「ジョーズ」
の迫力あるアトラクションがあったが、こちらは「ハリー・ポッター」アトラクションに席を譲った。

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そのほかのエリア

ウッドペッカーズやシンプソンズはユニバーサル・スタジオにとって永遠のスターキャラクターであり、ほかの映画のように人気の上下が少なく、したがって常に人気アトラクションとして存在し続けている。

アメリカ人にとっては幼児から大人までが親しむキャラクターなのだが、日本人にとってはそこまで馴染みがないため、パスする人も多い。

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ユニバーサルズ・アイランド・オブ・アドベンチャー

全世界的大ヒット作品「ハリー・ポッター」シリーズの世界を現実に作り出してしまったエリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」
がある。

ロンドンとダイアゴン横丁がそこにはあり、ホグワーツ特急ライドも経験できるため、ハリー・ポッターファンにとっては、入場するやいなや駆けつけたいエリアとなっている。

アトラクションもハリー・ポッターもので大人気だが、このエリアでなによりおすすめなのは、魔法用品店。映画で使われた小道具のコピーが陳列され、お土産として購入できる。

ユニバーサル・スタジオ・フロリダとの間はホグワーツ特急で行き来できるが、乗車には両パークの共通チケットを持っている必要がある。

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ユニバーサル・スタジオのチケットインフォ

事前にインターネットでチケット購入しておくと、並ばずに済むだけでなく、お財布的にもお得になる。

1日チケットだけでなく最大4日間まで遊び放題チケットがあり、日数が多いほど1日あたりは安くなり、その値引き率は見逃せない。

また、ホームページでは特別チケットやセールも行われているので、英語サイトではあるが、じっくりと読んでお得に楽しみたい。

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最後に

今では世界中に数えきれないテーマパークがあり、その中でも有名だったり人気だったりするものは、日本にもあったりする。そして、日本のテーマパークには訪れる人を優先してくれる心地よさも備わっている。

それでも本場の迫力は捨てがたい。荒削りだったりおおざっぱだったりするものの、それがなんともいえない味となっているのだ。

ディズニーランド同様、規模が大きくなって1日では見切れない傾向の強いユニバーサル・スタジオだけに、なにかのついでではなく、これを目的として数日から1週間を過ごす旅を計画して訪れたい。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

 

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