Noe,  バンライフ

バンライフ – 日常風景

まずは私たちの「車のおうち」を紹介したいと思います。

旅を続けて改良を重ねて、無駄を削ぎ落し、小さく動きやすい旅人仕様となっています。

全て手作り、自作のハイエースバン・キャンピングカーとなっています。

※写真はクリックで元対比閲覧できます。

日本を旅するには、車は小さいほうがいい。この「テント泊にも車中泊にもなる車」は、日本のどこで寝ていても馴染みます。

そして目立つので友達が増えます。

バンライフな寝床探し

「車のおうち」は自由だけど、暮らしとなるとちょっと狭い。

ずっと車の中で生活していると、必ず鬱になります。

これは家族みんなの経験です。

ですから、私たちは出来る限り「レジャーシートを広げてゴロゴロできる」芝地・ビーチ・河川・無料キャンプ場(野営場)を寝床として選び、太陽光合成を行っています。

道の駅などのコンクリート上で寝泊まりするのは、長距離移動の時に一泊休む程度です。

あとは公園とかも移動時に寝泊まりすることがあります。

バンライフな人が道の駅泊を避ける理由

色々とお世話になっているので、感謝していますが、「暮らし」には適しませんし、道の駅側もここで暮らされたら迷惑です笑

特に炊事が気を使います。水汲みやゴミ・グレータンクの処理に困ります。

でも居心地の良い道の駅もたまに見つけます。

ここ桜島を望む道の駅では10年バンライフをしている人と出会っています。

この道の駅に10年住んでいます、ぶっ飛んでますね~

お金がかからないバンライフな自炊とキャンプ生活

キャンプしていれば宿泊にお金は必要ありません。

野営場・無料キャンプ場・河川敷・海水浴場(ビーチ)などがゆっくり出来て節約できます。

私たちはヴィーガン(菜食主義者)なので、基本外食が出来ないため食事のほとんどが自炊となります。

自炊はお金もかからないし、家族みんなで作れば楽しいし、良い事しかないですよ。

ちなみに私たち家族3人+犬二匹のバンライフは、食費・移動費・光熱費・宿泊費(安いキャンプ場)・温泉入浴料などを合わせて、1週間に2万円あれば十分楽しめます。

長期バンライフにおすすめのコンロ&ストーブ

私たちはカセットガスや、コールマンボンベなどは使いません。

灯油ストーブとMSRのロケットバーナーを使っています。

何故って、「燃えないゴミを処理」するのが旅の中ではとても大変であるためです。

MSRのロケットバーナーは燃料が灯油・ガソリン・ホワイトガソリン・ディーゼルの全てが利用出来て、詰め替えなので缶ゴミも出ません。しかも熱量が強い。

そしてスノーピークが昔コロナと共同開発した、小型灯油コンロです。

これが最高に使いやすい。暖を取るストーブにもなり調理にも適した構造となっていて、冬のバンライフには必須道具となります。

バンライフは急がないほうがいい ~ ゆっくり暮らそうよ

私たちはよさげな寝床を見つけたら、最低でも灯油がなくなる一週間は同じ場所に住み続けます。

途中灯油を買い足しさらに住み続ける事もあります。

移動を繰り返していると、とても疲れることを知っていますし、長く同じ場所に居るほうが人と繋がるチャンスも増えます。

旅は人と繋がって初めて前に進む事が出来るとも学びました。

日本の冬は寒い ~ バンライフな冬はどうしてる?

※マイナス24度のテントの中で旅を諦めかけた時もありましたが。

私たちの「車のおうち」は寝室がテントのため、工夫して一階の灯油コンロの熱をパイプで送風しテント内に繋げています。

そのため、マイナス2度くらいまでは寝袋なしで快適に寝れますが、それ以下の温度になると、寝袋無しでは寝れません。

昼間は、場所を選べば日本の冬でも屋外で暮らせます。

冬のお勧めバンライフスポットは鹿児島・宮崎・和歌山・静岡・関東南伊豆ですね。

ただ、山は寒い。笑

ゴミを出さないバンライフ ~ 旅の中でのゴミ処理問題

バンライフをやっていると、必ず苦労するのがゴミ問題。

日本は「ごみは各自で持ち帰り」が基本ですので、住所を持たないバンライフな人はごみを捨てる場所がありません。

そのため、燃えるゴミは河川敷や海で燃やし、調味料などのビン類はごみ捨て可能なキャンプ場などで捨て、缶ゴミとプラゴミは出さないと決めています。

ですが日本で旅をしていて、プラゴミ0はかなり難しいと感じています。

日本は包装大国ですからね、困ったものです。

バンライフは方位コンパスに頼る日々

快適な眠りと最高のサンライズを見るために、風向き・太陽の向きは需要な情報です。

そして、行先が決まらない時や、地図を見るのが面倒な時にも、方位コンパスが活躍します。

バンライフの飲料水・水道問題

炊事・洗濯が主なバンライフですので笑、水がある寝床選びが必須です。

私たちは塩素やフッ素などの水道添加物が嫌いで、公共水道を飲む事が出来ません。

お風呂も塩素が強いとアレルギーが出てしまうので、かけ流し温泉のみ入る事が出来ます。

そのため、「車のおうち」には活性炭を使った浄水器を付けて旅をしています。

できる限り湧き水を探し旅をして、見つからない時は浄水器を使っています。

水は食器洗いを除けば、家族三人+犬二匹で一日10Lあれば余ります。

私たちは石鹸や洗剤を使いませんし、動物性の食べ物も食べない完全菜食主義ですので、食器類は川や海で洗っています。

自然を汚さないを前提としていますので、「川に流すのは野菜の皮とヘタだけ」と決めています。

ちなみに「都会」では公園や公衆トイレで洗っています。

バンライフに疲れた時のおすすめの湯治宿

冬の旅で休息を考えるなら「九州での湯治」に限ります。

温泉も最高ですし、安くて自炊可能なので長期の旅人にはとても助かります。

数ある湯治宿の中から私たちが最もお勧めする宿を3つ紹介させていただきます。

鹿児島・霧島温泉旅の湯 長期一泊2700円 この湯は標高が高いので、冬季は運転要注意ですが、たどり着く事が出来ればそこはジブリです。

タイムスリップ経験が出来て湯質が最高です。

別府温泉「あそ」旅館 長期一泊3500円 ここのおばあちゃんと、おかあさんが、仏すぎて癒されます。

田舎のおばあちゃんの家に遊びに行った時のような気持ちになれます。

湯も最高ですし、蒸し窯を使えるので蒸し料理が楽しいです。

鹿児島・妙見温泉 楽園荘 一泊2700円

鹿児島にフェリーで車を運ぶときに毎回遊びに行っている湯治宿。

ここのおかあさんも優しくて癒されます。

湯はぬる湯ですが、一日浸かってられます。

バンライフとお金 ~ 人それぞれのバンライフな稼ぎ方

全国にある農家の季節労働をしながらとか、絵を書き売りながらとか、顧客を全国各地に持ち出張マッサージをしながらとか、全国のお年寄りの家の家事手伝いをしながらとか、キッチンカーにしてBARをしながらとか、様々なバンライフな人と出会いました。

共通しているのは、みな好きな事をやっているという事でした。

大きく稼ごうとは思わない、だってバンライフは本当にお金がかかりませんから笑

社会を捨てバンライフがおすすめな理由

毎日窓の景色が変わり、毎日新しい発見があり、出会いがあり、学びがある。

ゆっくり日本を旅したいなら、バックパッカーよりも、自転車よりも、電車よりも、やっぱり車旅がいい。

これは経験なので間違いないですね♪