NOEの診療所,  科学・研究

科学で読み解く自然療法

今、自然療法が再び注目されているのは「古いものへの回帰」ではなく、科学がようやく自然の叡智に追いつき始めたというサイン。

人はもともと、自然と切り離された存在ではなかった。

木々と同じリズムで呼吸し、地球の鼓動と調和し健やかに暮らしていた。

アーシング療法

―地球の鼓動と再接続する

裸足で土に立つ。

それだけの行為に、血流を整え、免疫を高めるほどの力があると聞けば、多くの人が眉をひそめるでしょう。

しかし、科学はそれを静かに裏付けている。

地面に触れることで体内の静電気が放電され、電子が体に流れ込む。

この電子が活性酸素を中和し、炎症を抑える抗酸化作用をもたらす。

さらに、わずか1時間のアーシングで血液の粘度が下がり、コルチゾール(ストレスホルモン)のリズムが正常化する。

太陽療法

―光を食べる身体

科学的には、日光を浴びると皮膚でビタミンDが合成され、それが免疫系・骨代謝・ホルモン分泌を整える。

また、網膜を通した光はセロトニン(幸福ホルモン)の分泌を促し、 夜にはメラトニン(睡眠ホルモン)へと変化する。

さらに光子は細胞内のミトコンドリアを刺激し、ATP(生命エネルギー)の産生を高める。

つまり私たちは、食べ物だけでなく「光」からも生きる力を得ているのです。

海水療法

―母なる水の記憶

海に入ると、なぜか涙が出そうになる。それは単なる塩分の刺激ではない。

海水のミネラル組成は、人間の血漿とほとんど同じだと知られています。

皮膚から吸収される微量元素は、代謝を整え、皮膚のpHを安定させる。

さらに、波が砕けるときに発生するマイナスイオンは自律神経を鎮め、脳波をα波へと導く。

呼吸療法

―宇宙とつながるリズム

呼吸は、体と魂をつなぐ見えない糸。浅い呼吸は不安を呼び、深い呼吸は意識を静める。

科学的に見れば、ゆっくりとした呼吸は迷走神経を刺激し、心拍や血圧を安定させ、ストレスホルモンを抑制する。

また、息を止めたり吐いたりするリズムによってCO₂濃度が変化し、脳波や意識状態を変化させることができます。